映画「TIME」時間が意味するモノとは?あらすじや時間の役割について解説
日本では2012年2月17日に公開され、18億円以上の興行収入を叩き出した映画「TIME」。
内容も近未来で起こりうる可能性が無きにしろあらずといったストーリーになっていて、この先の人生を深く考えさせられます。
今回はTIME(時間)というタイトルが意味するモノやストーリー内容について触れていきます!
映画「TIME」時間の意味や役割
まず、この作品では時間が人生の全てを意味します。
例えば寿命は当たり前で、何かを購入するにも時間を払い、給料が支払われるのも時間。もう何もかも時間を気にして生活しなくてはならないという世界です。
裕福層は100年以上持っているのに対し、貧困層になると1日しか猶予がない中で生活するハメになります。
さらにタチが悪いのがエリアごとに街が仕切ってあり、ハッキリと生活レベルがわかってしまうところですが、ただ1つだけ良いことがあるとすれば25歳になった瞬間から容姿が変わらず若い姿を保てるということ。
こんな理不尽な世界で生活する主人公があるキッカケで大量の時間を手にし、こんな社会システムを作った裕福層に復讐するというストーリーです。
なぜこんな社会になったのかというと人口問題を解決するためという設定だけど、あまりの格差社会で見てていい気はしないんだよな~。
けどこの設定がないと成り立たないストーリーだし、こんな世界だからこそいろんな感情が移入して凄く考えさせられるんだろうなと思います。
映画「TIME」あらすじ
25歳になった瞬間から1年分の時間が動き出し、その時間の中で生活しているウィルと母親。
仕事に出かけるウィルに母親はランチでもと30分の時間を分け与えます。
そして仕事帰りに立ち寄ったバーでは裕福層から来た謎の男が時間を見せびらかし、酒を奢ったりしていました。
その行為は狙われるから危ないと忠告したウィルでしたが、案の定男はギャングに襲われてしまいます。
助けに入ったウィルは男と逃げ出し廃ビルに隠れますが、その男は無限に生きているのが辛いと語り始めます。
贅沢な悩みだと激怒するウィルが時間を大切に使ってくれるだろうと、寝ている間に100年以上の時間をウィルに与え、彼は自ら命を絶ってしまいます。
翌日は母親の誕生日。ウィルは少しの花束を買ってバス停で母親の帰りを待っていましたが、いつもの時間に母親は現れません。
なんと母はローンの支払いやバスの運賃が上がったせいでバスに乗れず残りの時間では自宅にすら帰れなくなっていたのです!
2人は走って合流を目指しますが、母親は間一髪のところで間に合わず命を落としてしまいます。
こんな理不尽な暮らし方をぶっ壊すために裕福層に復讐を誓ったウィル。
貰った時間で裕福街を目指しますが、街を越える時のゲートでも時間が必要でさらに現実を突きつけられます。
無事に街に到着しますが誰1人として「走る」という行為をしません。それは時間を誰1人として意識しながら生活していないということ。
この街である富豪の娘と出会い、2人は惹かれ合います。
バーで出会ったギャングにつけられ時間を奪われた2人は死と隣り合わせで何とか生き延び、時間の大切さを知った彼女も復讐に手を貸すことになります。
さらに時間を管理している警察からも追われる事態となり、それをかいくぐりながら銀行強盗ならぬ時間強盗をしながら貧困層に配るのですが・・・
映画「TIME」口コミが知りたい!
・設定が面白い!歳を取らなくなったり容姿が変わらないのも魅力的だけど、現実世界がこんな設定だったら生きづらいだろうなと思う。ただ、恋愛に年齢は関係なくなるのはメリットだね!
・いやいや、自分だったらどうするだろう。いろんな感情が渦巻くないようだったな。
・テーマは「タイムイズマネー」かな。自分も一日を無駄に過ごすことなく、1分1秒を有効に使いたい。近未来感も感じられて良く作り込まれていた。
・富裕層のシルヴィアと知り合って2人で力を合わせて時間と絆の大切さを感じさせてくれる。自分が置かれていた環境だけでなく他人の痛みをわかって家族を敵して戦うのも好印象。
今までありそうでなかった斬新な設定が面白いと思う方がたくさんいらっしゃいました!
この通りとまではならないですが、こういう世界に近いような未来になって行く可能性もあるので考えさせられますね。
まとめ
いかがでしたか?
時間は無限ではなく有限だと再認識出来ると思いますし、どこか他人事には思えないような内容となっています。
個人的にもこの作品はいろんな人に見てもらいたいと思う作品なので気になる方はぜひチェックしてみて下さいね!