開始10分で主人公が死ぬ?映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のあらすじや漫画との相違点


2014年に国内で公開されたトム・クルーズ主演のタイムリープを題材にしたSF作品「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。

桜坂洋による日本のライトノベル「All You Need Is Kill」を原作としており、漫画版は小畑健によって描かれています。

 

もちろん内容にも多くの相違点がありますが、映画の方も2時間で綺麗にまとめられていて観た人たちからは高評価を得ています!

厳密に言えばタイムリープを繰り返すのですが、ストーリーが開始10分で主人公が死ぬ衝撃的な展開も人気の秘訣ではないでしょうか?

今回は、オール・ユー・ニード・イズ・キルのあらすじや漫画との相違点を調査します。

 

映画オール・ユー・ニード・イズ・キル あらすじ

出典:http://www.edgeoftomorrow-movie.com/film-gallery/

近未来の地球では「ギタイ」と呼ばれる侵略者との戦いに劣勢を強いられていました。

軍所属の報道官であったウィリアム・ケイジ少佐は「ギタイ」の殲滅作戦を指揮するブリガム将軍から戦場の現地取材という任務を命じられます。

しかし、あまりにも危険な任務に様々な理由を付けて拒否をしていたところ将軍の怒りを買ってしまい、地位を剥奪され歩兵として最前線に送られてしまう事に。

 

「起きろ!ウジ虫!」

気が付くと気絶して最前線へと送られていたケイジ。

配属されたJ分隊の兵士たちは彼に冷たく、安全装置の解除法すら知らぬまま作戦に参加させられます。

 

戦場での敵の力は凄まじく分隊の仲間の仲間は次々と戦死。

さらには、かつてヴェルダンの戦いで奇跡的な戦果を挙げた英雄リタ・ヴラタスキもやられてしまいました。

襲ってきた青白く輝くギタイに対し、半ばやけくそ気味に地雷押し付け自爆するケイジは相打ちとなって死亡してしまいます。

 

「起きろ!ウジ虫!」

その罵声で飛び起きたケイジ。周りを見渡すと出撃前日の最前線へと送られたタイミングだった。

何が起こったのか理解できないまま、再び戦場へ向かい敵との戦闘であっけなくケイジはやられていまいました。

 

「起きろ!ウジ虫!」

またもや最前線へと戻ってきて何度も繰り返しているうちに「タイムリープ」を繰り返していると気付きます。

前回の死因さえ回避できれば生き延びられると考えた彼は敵の戦闘パターンを覚え、死んでしまう運命だったリタを救ったことで「次戻ったら私を探して」とだけ告げられ、またやられてしまいました。

再び目覚めたケイジは、出撃前の行動パターンを変えてリタに会いに行き、そこでループの秘密を明かされます。

 

彼女も以前タイムリープに巻き込まれ今はその力を失っていること、ギタイは個体別に存在しているように見えて実は1つの有機体を構成しており、中枢の「オメガ」と呼ばれる個体が時間を遡る能力を持っていること、故にシナリオを有利に書き換える敵に対し、人類は勝ち目がないのでケイジの力が唯一の人類の希望だということ。

最大の注意点は輸血をされてしまうと能力を失ってしまうということ。

 

そこからオメガを倒す為にタイムリープをするたびにリタの元で修行を積んだケイジは人類の勝利を掴む事ができるのでしょうか?





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映画オール・ユー・ニード・イズ・キル 漫画との相違点


映画版では主人公を始めとする登場人物や舞台、結末の内容など多くの相違点が見受けられます。

逆にループの設定や中盤の展開、テーマ性などは原作の色が強く、日本ウケしやすいように原作がしっかりと描かれています!

 

ギタイはなぜ地球を侵略先として選んだのか?

映画ではただ侵略してきたようになっていますが、実は、かに座星方向の40光年先にある異星人の星から人類を惑星改造の障害と認識して世界各国に侵攻を行っていました。

ギタイ側にもちゃんとした目的があって侵略をしてきたのに、なぜ理由もなく攻め入ってきたのかが最大の謎だったのではないかと思います。

 

ループでは記憶だけが蓄積される?

実写ではループを繰り返し特訓を重ね、日に日に強くなっていくケイジの成長模様も本作の見どころなのですが、マンガでは記憶だけが蓄積されていきます。

その為、敵も同じく記憶が上書きされるので戦闘時の応用力が上がっていき、戦場でも厳しい戦いが強いられます。

 

ループを終わらせるには

漫画版では死んでループするだけではなく、30時間を経過すると勝手にループしてしまいます。

その負の連鎖と止めるにはリタとキリヤ(ケイジ)が戦って、どちらかが死ななければいけないという結論に達します。

お互い何度も繰り返してきたループを自分の死によって無かったことにはしたくないという思いを胸に決闘に挑み、リタは敗れてしまうのです!

その点でいうと映画のハッピーエンドの方が気持ち良く終われる気がしますね。

まとめ

これだけループを繰り返すと自分なら絶対気が狂うだろうなと感じながら見ていました。笑

最初の方のケイジの腰抜け具合からは想像もできないくらい最後は勇敢に立ち向かっていくところも面白いと思うのでぜひご覧になってみてください!